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2008/09/25

がんばれ石破

汚染米に関してマスコミは三笠フーズのことしかとりあげないのだが、Chikirinさん、finalventさんなどの分析によれば、

・輸入しているミニマムアクセス分の米は、食用には全く出されていないようだ。
・全て備蓄にして、加工用にしている。

さらにストレイドッグ「<主張>汚染米事件は農水省の犯罪」によると、事故米は1/10の値段で買えるという。「事故米をあえて送り返して来なかった」とあるのだが、これだと「わざわざ事故米を買っていた」ということになるんじゃないの。

最初に「食品会社に売ること自体 ... 横流しするのは想定内だってことだよな」と書いたのだが、誰かが横流しをするのを待っていた、しかも1回ではなく定常的に横流しするところを待っていたのではないか。

さて石破さんですよ。

石破さんの発言は論理的で説得力があるので、この人のいうことは信じられる。

ただね、それはこれまで軍事的な面での話しか聞いたことがなかったからかもしれない (キャンディーズ復活フィルムコンサートに関してファンとしての思いを語ったことはあるけどこれは論理的な主張の組み立てと関係ないし関係なくていいんだけれど)。

石破さんには、農水省のだれが、どういう理由で、ミニマムアクセス米を国民に主食として売らないことを決めたのか、をきちんと明らかにしてもらいたい。特に理由に関しては、赤字を出すことを承知の上で行っているということは予算化されているということなので、その説明責任を果たすことを求めてもらいたいし、それが明らかにならないのなら、省全体の予算請求の審査を厳しくし大幅カットもちらつかせてもらいたいものだ。

それができたら、ただの軍事オタクでないということを認めるし、総理候補の資格もあると認めることができると思う。

2008/09/22

牛乳にメラミンなんかいれて...

... 黒くならないのかな。

そか、ビタミンCも入れればいいのか。

追記: bogusnewsに「【汚染乳問題】国産の松崎しげる乳からもメラニン検出」という記事が出ていたので、同じボケをやっている人も多いと思って調べたら、検索上位で挙っているのは、素で間違っている人ばっかりだった。素人さんのブログや質問サイトはともかくとして新聞社も。

サーチナ 2008/09/22 メラミン汚染、大手牛乳製品「中国ブランド」から除外
-- 日本でも丸大食品が、メラニン混入の恐れがある中国製の牛乳を使った菓子など5商品の自主回収を行った。

ZAKZAK 2008/09/22 ネスレの牛乳からメラニン…外資メーカーも被害拡大
産經新聞iza! 2008/09/22 【メラニン混入】プロセス軽視のワナ警戒せよ

今は修正されているけど、毎日新聞も。
中国メラニン禍:拡大…アジア各国、禁輸措置 - 毎日jp(毎日新聞)

2008/09/14

汚染米ロンダリング

事故米食用転売:「三笠」汚染米、ダミー転売重ね「食用」 (毎日新聞 2008年9月13日 → 魚拓)

このロンダリングで米自体の汚染が無くなるならいいのだけど、「汚染米」という事実だけが洗浄されていく。

次の記事も気になった。

クローズアップ2008:汚染米不正転売 食卓襲う影 責任転嫁、丸投げ農水省 (毎日新聞 2008年9月12日 大阪朝刊→ 魚拓)

これは大阪の記事。ほぼ同じ内容が東京朝刊では、「クローズアップ2008:拡散、事故米汚染 焼酎9種65万本、119施設給食にも」という見出しになっており、農水省に対する批判の色が消えている。
「公衆衛生の業務は農水省の仕事ではない」−−農水省で11日開かれた会見では、梶島達也・食糧貿易課長らが、メタミドホスに汚染された事故米がどこの医療・福祉施設で給食用に出されたかを明らかにしないまま終わった。
「じたばたしていない」どころか、何も仕事をしていないし、仕事をする気もないという宣言だろう。

消費者庁に対しては、各省庁は、権限(というか権益)を侵害されるものとして反発していたのではなかったか。私は消費者庁の設立には懐疑的であったが、このような反応を見ていると、必要なものと言わざるを得ない。

福田首相の政権投げ出しで、消費者庁の創設も危ういものとなっていて各省庁は大喜びしているものと思う。野党も総裁選に対して手をこまねいているのではなく、各候補者に対して質問状を送って態度を明らかにさせるべきではないか。

2008/09/09

食品会社に売ること自体 ...

... 横流しするのは想定内だってことだよな。

追記: 「工業用糊に限り販売」 農水省の説明は大ウソだった (2008/9/11 J-CASTニュース)
「事故米」が工業用糊としては需要がないのでは、と指摘したところ、これまでの農水省の発表やJ-CASTニュースの取材に答えたこととニュアンスが一変した。

「台風で水に浸った事故米は食用としてすぐに出荷するように、事故米も臨機応変に、何でも工業用に回すというわけではありません」

という理解不能の説明だった。食用に転売される可能性にうすうす気が付いていた、といわれても仕方がないような対応だ。

2008/08/28

太田農水相を問いつめても時間の無駄

最初から「血税を着服した」ことを前提に、福田首相に対処を問うことにしよう。

太田農水相の釈明は、予め時間を十分かけて (半日あれば十分でしょ)、福田首相に対してしてもらって、
福田首相の言葉として語ってもらう。

太田農水相の釈明は信用ならんとして、太田農水相をクビにして、自分も任命責任をとって辞めてもらってもよいし、
太田農水相の釈明を真に受けて、首相が責任をもって庇ってくれても良いし、
 (あとで矛盾が出た時に首相がその責任をとって辞める)

太田農水相から真実を聞いた上で、自民党公明党の公式見解として「血税の着服」は問題無し、今後も続ける、と宣言してもらっても良い。
 (次の選挙までは首相でいられる)

民主党も何かあるたびに無駄に時間を費やしていたら国民に愛想つかされるぞ。というか私はもう小沢には愛想つかしてるけどな。小沢だったら戦略的に動けるかもと最初はちらっと思ったのだけど完全に間違ってました。旧来の自民党政治家と同じ穴の狢。

Wikipedia 事故米不正転売事件

2007/11/12

食べる側にも問題がある、のか?

おはようございます。山岡士郎です (ウソ)。

食品の偽装問題は、ブランドをありがたがり、ものの価値を自分で判断できない消費者のほうにも問題があるという主張が散見されます。それはある程度あたっているでしょう。
しかしこれはどうかな。

毎日新聞 2007年11月11日 余録:本能の衰退 (魚拓)
人間の世界では、今や腐った食べ物の目安は「賞味期限」表示だ。ところが、その偽装問題が後を絶たない。「白い恋人」を皮切りに、「赤福餅」、船場吉兆の菓子と続くと、あきらめに似た気さえしてくる▲「食べる側にも問題がある」との声も強い。確かに、腐っているかどうかはにおいでほぼわかる。にもかかわらず、もはや味やにおいだけに頼るのは難しい。加工食品の大量生産の裏で、危険を感知する人間の本能が弱っているのかと思うと複雑な気分だ
食べる時に悪くなっているのが分るんじゃ遅いんだってば。買う時に匂いかいだり色つやを見たりできない品物の話なのに、「危険を感知する人間の本能が弱っている」と言われても。

賞味期限が「おいしく戴ける」期限の目安であって、それを過ぎてもしばらくは安全面で問題はないことは知っている。だから賞味期限が来たからといってすぐに棄てたりしないし、賞味期限前に全部食べなくちゃとも思わない。そうやってしばらくおいておいて、いざ食べようと思うと痛んでいたりしては困るのだ。

売る側が、賞味期限が過ぎたものをすぐに廃棄してしまうのはもったいないという主張は分る。棄てるんじゃなくて賞味期限が近いものを半額にして売ればいいんじゃない。買うよ。廃棄しているのは、値下げするとそれを待つ人がいて、全体の平均価格が落ちるのを嫌っているだけだと思う。セブンイレブンのように食品を廃棄して行くことを戦略に組み込んでいるところもある (→ 2005年 06月 11日「食品の廃棄はもったいない」)。

確かに指摘が行き過ぎているところもある。原材料の表示が使っている量の順と違うという指摘もあったな。しかしこれは、マスコミがそれをニュースとして報道しているだけであって、消費者は批判していないでしょう? マスコミこそそういう問題の大きさをとらえる感覚を身につけてもらいたいものだ。

消費者はそんなにバカではない。企業側は、消費者を裏切ると会社の存続すら危うくなることを理解する必要がある。

そういう意味で東電などつぶれない企業の偽装はなんとかならないものか。

2006/03/19

米国産牛肉:日本の輸入全面停止を批判

おはようございます。牛次郎です (ウソ)。

米国産牛肉:日本の輸入全面停止を批判 米国務長官 (毎日新聞 2006年3月18日)
ライス氏はこの日の会談で「(米国産牛肉)全体の輸入手続きを停止した対応は過剰ではないか」と主張。
確かに全面停止は過剰だよね。日本と同じレベルでちゃんと検査した牛肉だけは解禁することにしようよ。